珍盤奇盤特集

はじまりました。珍盤奇盤特集です。

今回紹介するのはこちら。

 

オムニバス / FUJI ROCK FESTIVAL’98 IN TOKYO LIVE

 

 

98年のフジロックのライブ音源を収録したオムニバスになります。

収録曲は以下の通り。

 

[disc1]

(1)アイ・ウォナ・ビー・ユア・ドッグ(イギー・ポップ)

(2)フロム・ハー・トゥ・エタニティ(ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ)

(3)世界中の人に自慢したいよ(忌野清志郎 LITTLE SCREAMING REVUE)

(4)ガソリンの揺れかた(ブランキー・ジェット・シティ)

(5)スーパー・サップ(エム・シー・エム・アンド・ザ・モンスター)

(6)オール・フォール・ダウン(ミジェット)

(7)ワイルド・ゼロ(ギターウルフ)

(8)HURRY UP!(東京スカパラダイスオーケストラ)

(9)LEMON TEA(シーナ&ザ・ロケッツ)

(10)バナナチップス(少年ナイフ)

(11)欲望(ホフディラン)

[Disc2]

(1)ブリーズ(プロディジー)

(2)バーニング・ウィール(プライマル・スクリーム)

(3)サンシャイン(イアン・ブラウン)

(4)金返せ(ベン・フォールズ・ファイヴ)(5)テンパー・テンパー(ゴールディー)

(6)ダブ・メンタリティー(エイジアン・ダブ・ファウンデイション)

(7)ロボット・ウォー(オーディオ・アクティヴ)

(8)クール・ロック・ベース(ローフィディリティ・オールスターズ)

(9)サタディ・ティーンエイジ・キック(ジャンキーXL)

(10)ホエア・ドゥ・アイ・スタンド?(ザ・モントローズ・アヴェニュー)

(11)ELEPHANT BUMP ’98(TOKYO No.1 SOUL SET)

(12)トラップ・ダウン(ジオデジック)

(13)プレイヤー(ケムリ)

 

錚々たるメンツですね。

この年はビョークやベック、コステロソニックユース(あと布袋)など出てますが、おそらく利権の関係で収録されてません。

この収録されてないアーティストの方がこの年の重要アクトな気がしますが、仕方ないですね。

 

このCD、中1の夏に田舎の寂れたCD屋さんで買いました。

埃被って色褪せたジャケのBUCK-TICKのカセットテープがずっと置いてあるような、絶望的な品揃えのお店なのですが、何故かこのCDが商品棚の中にあり、思わず救出しました。

全く期待せず購入したのですが、気づけばずっと聴いてましたね。

今でもこのアルバムを聴くと、中1の夏に友達と海で遊んだ記憶が蘇って切なくなります。

 

個人的なお気に入り曲に触れていきます。

 

まずはdisc1の最後の曲「欲望/ホフディラン」です。

なんて良い曲なんだと。

この曲がキッカケでホフディランを好きになりました。

ブックレットにライブ中のホフディランの写真も載ってるんですが、ユウヒのキーボードにweezerのステッカーが貼ってあるんですね。それを見て、さらに好きになりました。

 

次にお気に入りなのが、

「世界中の人に自慢したいよ/忌野清志郎 LITTLE SCREAMING REVUE」

「サンシャイン/イアン・ブラウン

 

どっちもスタジオ音源とアレンジが全然違うんですね。ライブ仕様アレンジなんですがこっちの方が最高すぎるんです。

 

そしてこのオムニバスの目玉的最重要曲がこちら。

 

「オール・フォール・ダウン/ミジェット」

「ホエア・ドゥ・アイ・スタンド?/ザ・モントローズ・アヴェニュー」

 

かなり無名に近い、この年一番の「誰だよ?」勢のバンドです。(当時はどの程度認知されていたのでしょうか?)

しかしながら二組とも曲が最高すぎる。

 

まずミジェット。パワーポップを性急なスピードで鳴らしているようなバンドです。

ロディックパンクともとれるようなサウンドで痺れます。

 

お次が、ザ・モントローズ・アヴェニュー。

数年後巻き起こるロックンロールリバイバルを先取ったような男臭い泣きのギターロック。めちゃくちゃ格好良い。このオムニバスの中で個人的に一番好きな曲です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

YouTubeとかでもライブ映像で上記の曲がアップロードされてたりするんで是非見てもらいたいですね。

あとこのCD、めちゃくちゃ捨て値で転がってるので、今こそ皆さんに聴いてもらいたいです。

それではまた。